【雑記】その2 百舌鳥、世界最初の「本」、分子と貴ガス
タイトルにある通り気になったことを書き連ねていきます
2日目です
ジャンルが多岐にわたりまくってますがあまりお気になさらず
今回は3本立てです
明日も多分やります
多分
百舌鳥とかいうよくわからない鳥
まずは百舌鳥についてです
自分が一番好きな鳥類ですね
ちなみに嫌いなのは鳩です
理由は簡単、中2の頃登校中に鳩に爆撃されたからです
まあ良いでしょう、まずは名前からです
読みは「もず」と2文字なのに、漢字にすると「百舌鳥」と3文字になります
ちなみに「百舌鳥」も「百舌」も「鵙」も「鴃」も「もず」と読みます
語源は諸説ありますが、鳴き声に関するものが多く、中でも「モ」は鳴き声を表すとする説が有名だそうです
ただ、どう頑張っても奴らの鳴き声は「も」には聞こえないので、数が多いことを意味する「百」から来ているという説の方が個人的には納得できます
「ズ」はウグイスやカラスと同じく、鳥を表す接尾語の「す」が元になっているのでしょう
「スズメ」とか「ハト」とかは何なんでしょうね
続いて生態です
全長は20cm程度で、日本では全国の平地から低山地の農耕地や林緑、川畔林などに生息しています
秋に高鳴きをしてなわばりを確保し、越冬したものは、2月頃から越冬した場所で繁殖するようです
が、年に2回繁殖することもあるようです
また、繁殖期は2~8月と謎に長いです
平均寿命は2年ほどと言われていますが、12年間生きていたという例もあるため、正確な事はわかっていないようです
昆虫や小型爬虫類にとどまらず、スズメやメジロなどの小鳥、時にはネコなども襲うほどの獰猛性や、嘴が猛禽類のようにカギ型をしていることなどから、「モズタカ」や「小さな猛禽」などとも呼ばれています
織田信長の弟の信行は、鳥類を使った狩猟法の鷹狩りで、鷹の代わりに百舌鳥を使ったという記録があるようです
また、後述する習性のため、イギリスでは「屠殺人の鳥」、ドイツでは「絞め殺す天使」などと呼ばれていたりもします
他にも、江戸時代は百舌鳥は凶鳥とされていて、百舌鳥が鳴く夜は死人が出ると信じられていたようです
次は習性です
この中のどれか一つは恐らくご存知でしょうが、全て知っている人はなかなかいないのではないでしょうか
全部知っていたらかなりの百舌鳥愛好家でしょう
・「早贄」
これが恐らく最もメジャーな習性でしょう
バッタやカエルなどの獲物を、生け垣などのとがった小枝や有刺鉄線の棘などに串刺しにするというえげつない習性です
ただこれ、やる理由がいまいちわかっていないようです
今のところ一番有力なのは、冬の間の保存食であるとする説です
雄が早贄をたくさん食べることで、栄養を摂り、繁殖期のさえずりの質を高めているのではないかということですね
上述したように繁殖期が2月頃以降であることから、時期的にも一致していると言えるでしょう
・「鳴き真似」
「百の舌をもつ鳥」と言われるほどですからめちゃくちゃ上手なようですが、これまた理由は不明です
托卵するわけでもないのに不思議ですね(それどころかカッコウに托卵されることも稀にあるようです)
ウグイスなど他の小鳥のさえずりだけでなく、ウマのいななきなんかまで真似るようです
しかも上手
これまた一つの説ですが、一般的に小鳥の雌がさえずりによって雄を選ぶ場合、より複雑なさえずりが好まれるので、百舌鳥にとっては鳴き真似も複雑さの一つだ、ということです
・「百舌鳥の草潜」
草潜でくさぐきと読みます
どうやら奴らは春になると人里近くに姿を見せなくなるようです
最後にその他の情報です
・「百舌勘定」・・・飲食や買い物で、仲間にだけ金を出させて自分は負担しないこと
鳩・鴫・百舌が15文の買い食いをして勘定をするとき、百舌鳥がうまいこと言いくるめて鳩に8文、鴫に7文出させて、自分は1文も出さなかったという昔話から来ているようです
いいですねー百舌勘定
一度やってみたいものです
・「百舌鳥古墳群」・・・大阪府堺市にある古墳群で、半壊状態のものも含めて44基の古墳があります
ということで百舌鳥の話でした
なかなか面白い鳥です
世界最初の「本」って?
結構面白いけど内容は一瞬です
まずは紙の歴史をざっと
3000年以上前、マチュピチュで有名な古代インカ帝国をはじめ、様々な地域で縄や貝、木の棒で記録を残そうと試されていたようで、そのうち「木の皮を剥ぎ、書き写す」という記録方法が生まれ、それが紙の起源とされているようです
そして6世紀の初め、修道士が羊皮紙を半分に折り、羽ペンで聖句を書き写し、それを4枚おきにひもでまとめたようです
これが初期の本です
植物由来の紙が本に使われ始めたのは意外と最近で、1450年頃に活版印刷が発明された頃に使われ始めたのだとか
分子と貴ガス
中学校の理科で、一種類の原子だけで分子を作るのはH、O、N、Clの4つだと習いましたよね
こいつらはどれも常温で気体です
ざっと性質を紹介しますね
H₂:燃えやすい
イオンになると水溶液が酸性になる
火の付いたマッチ棒を近づけると気体が音を立てて燃える
O₂:物を酸化させる(中でも激しい反応は「燃焼」と呼ばれる)
火の付いた線香を酸素で満たした瓶の中に入れると線香の火が明るく燃える
N₂:地球の大気の7割以上を占める
Cl₂:水に非常に溶けやすい
あと臭い
こんなところでしょうか
なんとなくわかると思いますが、基本的に地球上に存在している非金属元素は分子の形です
金属は原子の集合体と考えてもらって構いません
そう、「基本的」にはね
いくつか例外もあります
例えばダイヤモンドは共有結合によって炭素原子が延々とつながっています
こういうのは巨大分子と呼ばれます
巨大分子では結合する原子の個数が定まらないため、1つの原子で代表してCと書き表します
他の物質と反応しにくいという性質を持った18属の元素で、ヘリウムとかアルゴンとかのことです
118番元素のオガネソンは18属なので、常温では気体であると推測されています
ちなみに「貴ガス」だとか「希ガス」だとか「稀ガス」だとか言われていますが、正式なのは「貴ガス」です
「貴」とつくのはレアだからではなく金とかの貴金属と同じで反応しにくいためです
中でもアルゴンは0.93%と空気中に3番目に多く含まれていて、二酸化炭素よりも多く含まれているくらいです
こいつらが反応しにくいのは最外殻電子が全て埋まっていて、非常に安定しているからです
そのため他の原子たちも最外殻電子をすべて埋めるために貴ガスに近づこうとして電子を受け取ったり手放したりしてイオンになるわけです
電子を受け取ると+の電気を帯びている陽子よりも-の電気を帯びている電子の方が多くなるため、全体として-の電気を帯びます
手放した場合は逆ですね
例えば、18番元素のアルゴンは安定しているため、16番の硫黄は電子を2つ受け取ることでS²⁻に、17番の塩素は1つ受け取ることでCl⁻になります
逆に19番のカリウムは1つ失うことでK⁺に、20番のカルシウムは2つ失うことでCa²⁺となります
ただ電子を3つ以上やりくりすることはあまりないようで、5番のホウ素や7番の窒素なんかはイオンになりにくいです
6番の炭素や14番のケイ素なんかはほとんどイオンになりません
とまあかなり話が脱線しましたが、本題はイオンではなく分子についてです
実は貴ガスの元素は原子1つであたかも分子であるかのように振る舞うのです
こういうのは単原子分子と呼ばれています
主に貴ガスがこれに当たるため、単原子気体や単原子ガスと言われることもあるようです
これに対して、2つの原子が結合してできている分子は二原子分子、3つ以上の原子が結合してできている分子は多原子分子と呼ぶようです
水素分子とか酸素分子とかは二原子分子、水分子とか二酸化炭素分子とかは多原子分子ですね
他には水素を除いた1族のアルカリ金属たちや水銀、ヨウ素などは原子間の結合が比較的弱いため、高温で解離して単原子分子になります
また、17族のハロゲンや酸素の分子に対して紫外線を照射すると結合が解けて単原子分子となるようです
ただこいつらはラジカルと呼ばれる存在であるため、反応性が高く、他の分子が周囲に多く存在する状態ではそれらとすぐに結びついて単原子分子ではなくなってしまいます
そのため、圧力が極端に低い状態、つまり地球の大気の上層部や宇宙空間では窒素や酸素も単原子分子として存在できます
ということで、貴ガスはあまり化学式には出てきません
1種類の原子からなる分子にはならず、イオンにならないため他の原子と結びついて二原子分子や多原子分子になることもほとんどないためですね
この際ちょうどいいですし2 He、10 Ne、18 Ar、36 Kr、54 Xe、86 Rn、118 Ogは覚えておきましょう
ただ、貴ガスがいくら安定していようと、放射性崩壊してしまえば別の原子に変わってしまいます
実際にラドン222は、ウラン系列で半減期1600年のラジウム226のα崩壊により生成され、半減期約3.82日のポロニウム218にα崩壊し、最終的には鉛206になります
鉛206は地球上に存在する鉛の24.1%を占めるようです
おまけ
118番のオガネソンはカリホルニウム249原子とカルシウム48イオンの衝突により検出されたようです
²⁴⁹Cf + ⁴⁸Ca → ²⁹⁴Og + 3n
って感じらしいです
へー
とまあ今日のところはこんな感じです
今日は生物、国語、地理、歴史、化学でした
まだネタは結構あるので引き続きやっていく予定です
ではまた